鬼束ちひろが活動を再開するらしく、ニューシングル「X / ラストメロディー」は今年の5月20日にリリースされるようだ。
本人のコメントも、一昨年の「聴いてくれる人はもういないんじゃないかと思った」から「みなさんのおかげでまた元気に歌いはじめることができています。これからも応援よろしくお願いします。」と、前向きなのが微笑ましい。
活動→不調→休業→復活→不調→休業のループが多いだけに安心はできないのだが、一ファンとしては嬉しい限りである。
心の闇の産物なのか、骨身を削る芸なのか、それとも大人の事情なのか・・・自分の世界を持ち、尚且つそれを表現できる者は、何かしらの代償を払わされている気がしてならない。
心なしか「ラストメロディー」というタイトルが意味深ではあるが、今はただ彼女の復活を喜ぼう。
YouTube ‐鬼束ちひろ
http://www.youtube.com/results?search_type=&search_query=%E9%AC%BC%E6%9D%9F%E3%81%A1%E3%81%B2%E3%82%8D&aq=f
公式サイト
http://www.onitsuka-chihiro.jp/information/
初めてのアルバムレビュー。
お題は宇多田ヒカルの「HEART STATION」だ。
シングル(カップリング含む)からのラインナップが少々気になるが、名盤の予感。
ポップでありながら深いところを付く「宇多田節」は健在である。
楽曲はもちろんの事、このトラックの流れは狙いすぎなくらい秀逸。
「やはり、このお嬢は別格だな」と感じさせられた。
「Fight Of Blues」は1曲目に相応しいアップテンポ。
身も蓋もない言い方をすると「Passion」と「Keep Tryin'」を足して2で割ったような曲調。
TV-CMや街の有線でお馴染・・・というか、おなかいっぱい感が否めない「HEART STATION」と「Stay Gold」は、このアルバムの鉄板として役割を果たしている。
「虹色バス」のテンポには中毒性があり、聴き込むほどにクセになる。
全曲ともメロディラインにスッと耳に入る心地良さがあり、聴き流しも聴き込みもできる実用性(?)の高さが魅力だ。
私もそうだが、朝に音楽を聴いて自分にエンジンをかけるタイプの人にお薦めである。
ちなみに「Stay Gold」は「輝き続ける」という意味。
黄金がその輝きを留めているように・・・といったところだろうか。
辞書にはなかなか載っていないらしい。
よりによってメジャー中のメジャーである為、必要性に疑問を感じながら書いた。
参考になれば幸いである。
<収録曲>
1.Fight Of Blues
2.HEART STATION
3.Beautiful World
4.Flavor Of Life(Ballad Version)
5.Stay Gold
6.Kiss & Cry
7.Gentle Beast Interlude
8.Celebrate
9.Prisoner Of Love
10.テイク 5
11.ぼくはくま
12.虹色バス
13.Flavor Of Life(Bonus Track)
実体験ではないが、このフレーズがやたら心に残る。
コメントをきっかけに鬼束ちひろの「僕等バラ色の日」を聴いた。
彼女らしさ(あくまでファン視点)が出ていて素晴らしい。
「シャイン」「Infection」「茨の海」あたりでグッと来る方にはオススメのナンバーだ。
バラ色とは、本来「輝かしく華やかで幸せな様」を指す言葉なのだが、僕等バラ色の日々の歌詞にそういった描写は無い。
有るのは、遥か遠くの或いは、かつての幸福に思いを馳せ、苦しみ、悲しみ、思い悩み、迷走する情景である。
バラ色を如何に解釈するか・・・それもこの曲の魅力のひとつであろう。
私には「公言した希望的観測は叶わない」というジンクスがあって、何故かそれとタイトルのフレーズがダブる。
バラ色とまでは行かなくても、平穏な日々を迎えたいものだ。
実に2年7ヶ月振りらしく・・・今年の3月から再始動した鬼束ちひろの一言。
私はファンなので「そんな訳あるかーい!ヽ(`д´)ノ」と、ツッコんでおく。
敢えて辛口に述べるなら…鬼束ちひろは、アーティストの中では表現力の幅が狭い部類に入るだろう。
しかし、それを補って余りある歌唱力、悲壮感の漂う旋律に乗せたダークサイドと希望の入り混じった「独特の世界」に心打たれた人は多いはずだ。
それは、私の偏った評論よりも彼女の実績が物語っている。
人の弱さや焦り、孤独、怒りと悲しみ、罪、恐怖、無力感の描写に長けており、それでいて健気なのだ。
とりあえず「シャイン」「月光」「Cage」「眩暈」「infection」「流星群」「Castle imitation」「私とワルツを」辺りは、ファンならずとも是非聴いてほしいナンバーである。
音楽の好みは人それぞれで、例えるなら食の嗜好に近い。
また、食と同様に質も存在する。
音楽がジャンクフードのごとく量産される昨今の中で、鬼束ちひろは情念と歌唱力を持ち合わせた貴重で質の高いシンガーと言えよう。
ともあれ、今後の活躍に期待したい(´ー`)
関連リンク(外部):鬼束ちひろ UNIVERSAL MUSIC OFFICIAL SITE everyhome(新曲)視聴 -Dailymotion ミュージックマガジン -鬼束ちひろ
帰る場所など何処に在りましょう 動じ過ぎた もう疲れた 愛すべき人は何処に居ましょう 都合の良い答えは知っているけど
元ネタ:椎名林檎『ギャンブル』
久し振りに邦楽で良い曲を聴いたため、浮かれ気味に投稿。
秀逸な楽曲もさることながら、虚無感が漂う歌詞に共感する。
最もグッと来た部分をタイトルにしてしまった(´ー`)
ちなみに「ギャンブル」は『絶頂集』に収録されているものと、『平成風俗』に収録されている映画「さくらん」用にアレンジされたものの2種類がある。
ブリティッシュロックを髣髴(ほうふつ)とさせる通常版も捨てがたいが、個人的にはオーケストラ調でパワフルでかつ斉藤ネコが絡んでいる「平成風俗」版がオススメだ。
この曲の魅力は「念」を感じさせる歌唱にあると思う。
私は「灰になれば皆喜びましょう」辺りで鳥肌が立った。
帰る場所も、愛すべき人も、果たして私の手の届くところにあるだろうか・・・
そんな気分で堪能した。
関連リンク(外部):ギャンブル視聴 -You Tube- PC専用 映画「さくらん」公式サイト PC専用(要FLASH)
※トップページのBGMがギャンブルなので、FLASHが動作する環境なら視聴可能。
エイプリルフールらしいネタも浮かばず、ブロガー定番の歌詞ネタに挑戦('A`)
壊れて泣いたって 願いは届かない
あなたのいない朝が今日も明けるから
今はこのまま いつかこの思いは 逝く日まで
気持ちでは越えられない壁がある。
失恋・訳有り・遠距離恋愛を体験した事があれば、自ずと身に沁みているのではないだろうか。
思い通りにならない日々の「やるせなさ」に。
歌の意図とは異なるが、私はこの曲に「ただ思いが強いだけなら、現実は変わらない」という真理を見た。
無常にして無情な世の中を生き抜くには「思い」を実現する行動力が必要だ。
例えそれに望んだ結果に行き着く保証が無いとしても・・・
幾つに成れば 寂しさや恐怖は消え得る
毎日を退屈だと、言える位の平穏に憧れる。
そんな日がいつか来るのだろうか。
ただ年を重ねる事で訪れるなら、どんなに楽だろう。
到来を信じて、最善を尽くすのみ。
こんな声は届きますか
君の胸へ響きますか
君の背を生きる道標に 今日も歩いてます
私は色んな意味で「迷子になりやすい人間」で、妙に共感してしまった。
今まさに、人の背を道標に「頑張ってみよう」と思う自分が居る。
余程の人でなければ道標には成り得ない。
それも含めて、届いて響いて欲しいものだ。
全てを無くして 時が空回り始める
与えられた運命など 変えてみせたい
大事なものの喪失は、すべてを失う事に等しい。
残酷な体験は人を抜け殻にし、しばらく「空回り」が続く。
しかし、このままでは終わらせたくない。
そんな反骨精神が感じられる。
これは持論だが「運命」という言葉には、3通りの解釈がある。
1つ目は、諦めや悲劇を正当化する「便利な言葉」であり、2つ目は縁を大切にしようという「心掛け」だ。
3つ目は、逆らい難い「激流」である。
故に、運命と戦う道とは得てして試練の連続だ。
運命とは、受け入れるべき宿命か。
それとも戦うべき宿敵なのか。