1ヵ月ほど前に祖父が肺炎で亡くなった。
享年87歳である。
正直なところ、私は祖父を既に死んだ者と考えるようにしていたのだが、いざ今際の際となると割り切れないものだ。
数少ない尊敬できる身内であっただけに、残念でならない。
「お爺さん、左様なら」と言った祖母の弱々しい様子が居た堪れなかった。
真意の分からぬ親類の泣き顔に興味はなかったが、これは効いた。
伴侶との死別は、自分にも訪れるであろう人生最悪のイベントだ。
彼女はどの用にこれを受け入れ、余生を過ごすのか。
私ならどうするのか、どうなるのか、とても他人事ではない。
「故人から得たものを継承する事で、故人は遺族の中で生き続ける」ような意味の言葉を、僧侶はしたり顔で発していた。
この手のリップサービスは、感慨云々より商業の匂いがして厭だ。
気の効いた言葉を素直に受け取れない自分も厭だ。
私はご先祖様に顔向けができる生き方を志す事で、供養しようと思う。
貴方の生きた証は、私自身なのだから。
近々結婚予定。
「死亡フラグか!?」と思いながらも、とりあえず報告。
新たな喜びと新たな苦悩。
今度は巧く綱渡りが出来るだろうか。
人の本質は変わらないかも知れないが、苦楽の積み重ねは人を「そこそこマシな形」に磨き上げるものだと信じたい。
引越ししたてなので、暫く自宅はオフライン。
回線の開通が待ち遠しい・・・('A`)
経済恐慌、内定取消、派遣切り、何がしたいのかよく分からない政策―昨今の日本に良くない風が吹いている事については説明不要だろう。
国も会社も保身に精一杯。
一握りの有志の活躍に期待したいところだが、無情な報道に心を痛める日は永らく続きそうだ。
古今東西、苦境は何の落ち度が無くても、図々しく舞い込んで来るものだ。
しかし、乗り越えるか呑まれるか・・・結局は自分次第である。
どれだけ辛くても、道理に反する理由にはならない。
どれだけ苦しくても、人道から逸れる口実にはならない。
人の真価は窮地にこそ問われる。
「どうか負けないで」
暗雲が立ち込める今日を生きる、貴方に私に。
冬休みの大半を病床で過ごしたため、ページの更新は疎か挨拶もろくにできない残念な年頭となった。
昨年の記事に至っては、年明けにすら触れていないあたり、私は正月とは縁が無いのかも知れないorz
この場を借りてあけおめことよろ。
数年前は軽薄に思えた挨拶だが、緩い関係で使うとなかなか乙なものだ。
キリの良い所で一念発起するか、マイペースを一貫するか、出遅れながらスタイルを模索する2009年。
現状に不満は無いが前途は多難。
今年は近況に左右されず此処に多くを遺したい。
色々あって、長い付き合いの友が最愛の人となった。
寂しいからでも安易な選択でもなく、睦まじき人として必要、と認識したからだ。
今の自分だからこそ、力になれると思った。
今の貴女だからこそ、魅力的に感じた。
ただそれだけの事をどうすれば分かって貰えるか・・・人知れず悩んでいた。
言葉を搾り出すのに著しく時間を要した。
その甲斐有ってか、何とか本懐を遂げる事ができた。
強化、修正、反証、消去。
思索の果てに訪れた分岐点。
かつて破綻した感情の因子が再生する日が来ようとは。
私を受容した英断に感謝。
破綻したのは私のシナリオでしょうか。
それとも貴女の心なのでしょうか。
貴女の入院宣言から、今日でちょうど7カ月・・・貴女との唯一の通信手段が途絶えました。
「そんな馬鹿な!?」という驚きと、「ついにこの日が来たか」という諦め。
相反する感情の交錯に、私は吐き気と眩暈を催しました。
勤務中は、周りに動揺を悟られまいと仕事に没頭しました。
時折、目を瞑ることで、独特の息苦しさと思考力の低下を紛らわし、呼吸を整え、心が堕ちるのをひたすら拒みました。
元より死に魅入られた私です。
絶望の果ての自害も悪くはありませんが、今の私には背負っている役割が有ります。
それを完遂するか失うまでは、責任を持って生き続けなければなりません。
痛みと悲しみに満ちた苦行です。
実は、貴女の眼の虚ろな様を認めた時に、薄々この事態を予見していました。
真の苦痛とは、自分に降りかかるものではなく、大切な人を苦しめるものだと知りました。
貴女に出会い、人を認め、許し、慈しむ心を覚えました。
未来を共にする確率が、限りなくゼロに近い今でさえ思います。
この手に貴女を救う力があるのなら・・・と。
痛みより、悲しみより、自身の不甲斐なさより、無事かどうかが気掛かりです。
この先、もう二度と会わないとしても「さようなら」とは言いません。
恐れていた筋書きを受け入れる猶予をありがとう。
あなたと過ごした1年、待ち続けた7ヶ月、この期間がなければ、今の私は居なかったでしょう。
貴女を想い続ける日々は本当に幸せでした。
そして、これが何かの間違いで、また巡り合える日が訪れるのを、今も願わずには居られません。
どうかお元気で。
そして、お幸せに。
草々