今になって、ようやく少し覚えた気がする。
独りで生きるのが怖い。
言い知れぬ心細さだけがいつも鮮明で、拭い切れない不安に自身の弱さを痛感した。
人を想う気持ちを偽りこそはしなかったが、私がこれまで求めていたのは恋人などではなかったのかも知れない・・・
自分を磨く動機。
自分の居場所を確かめる磁石。
そして、自分が狂ってしまわない為の制御装置。
何よりも大切な存在は陶酔に似た錯覚で、やはり自分が一番大事だったのだ。
それでも、今まで良い恋愛をしてきたと思う。
深い深い悲しみはあっても後悔はないし、そもそも私が人に惹かれる事が、奇跡に等しいのだから。
取り巻く環境は私が伴侶を得ることを望んでいるようだが、そんな気にはなれない。
安売りも身構えもせず、自分の気持ちには正直であり続けたい。
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