煩わしさを通り越して

親しみすら覚える眠れない夜。
かつては「おやすみ3秒」と揶揄されていたものだが、暗澹とした夜も板に付いてきたようだ。


仕事のスケジュール、新しい生活プラン、気がかりな友人知人、自分の在り方について。

今考えなくても良い事に脳が回転し、神経が活性化していく・・・。


睡眠導入剤(ベンドロール)とはどうも相性が良くないらしく、こうして駄文を綴る事で気を紛らわしている。

私の睡眠を妨げて何の得があるのだろう。


聴いた事があるような無いような悲しい旋律が脳裏に浮かぶ。
それがヴァイオリンであったり、ピアノであったり。

懐かしくも痛々しくもある正体不明の曲は、私に何を伝えようとしているのだろう。


他愛の無い日常と、そうでなかった頃の記憶が無意識に浮かんでは消え、表現し難い感情の波が身体に熱を持たせる。

この身体は何を望んでいるのだろう。

答えの無い疑問は際限なく続き、これからも私を惑わすのだろうか。

渾沌とした夜は間もなく明ける。

憂鬱な朝を迎え、草臥れた身体で昼を乗り切り、今夜の安息の訪れを願う。

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