少し前の話だが「ハイチに千羽鶴を送ろう」という呼び掛けが一部で物議を醸しており、興味深い。
「送らない方が良い」という意見が優勢らしく、私もこれには同意見である。
報道を見る限り、少し空気の読める人なら、折鶴に込めた気持ちが被災者に届くが否かは想像に難くない。
賛成側の一部が「やらない善よりやる偽善」を引き合いに出していたようだが、迷惑になりかねない行為を正当化する理由にはなりえない。
かといって、現地の関係者なら兎も角、国内で安穏としていながら、やれ偽善だ、やれゴミを送るな、と鬼の首でも取ったかのように非難するのはどうかと思う。
良識があるつもりで人様を叩く方こそ、偽善なのではないだろうか。
私も始めは少し馬鹿にしていたが、日を置いて考えを改めた。
遠い国の災害に関心を持ち、何かをしたいと考えるのは素晴らしい事だ。
気持ちを適切な行動に昇華できなかったとは言え、その点は評価されても良かったのではないだろうか。
相手を想うのであれば、相手の立場を熟慮し、最良の選択を模索しなければ、良い結果に繋がらない。
この苦い経験が提案者の今後のプラスになることを、願うばかりである。
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