クロムカラー問題は、午後からの在宅で一時的に解決。
予想通りの結果だが、定期的に息抜きをしながらでも作業の進行速度は飛躍的に上がった。
「もっと早く許可を得ていれば、売上減少の緩和ぐらいにはなっただろうに・・・」
キライなタラレバが頭をよぎる。
「並行が困難で進まない」状況を伝える。
たったこれだけの事を伝えるために、四苦八苦しなければならない現状が恥ずかしい。
私の勤務先は社員が10人にも満たない小規模の(むしろ零細)企業だ。
少人数で意思の疎通が難しいのは、目指すべき方向が違うからなのだろうか。
根底を何とかしなければ同じ事の繰り返し・・・もし今後も同じ職場で働くのなら、解消しなければならない問題である。
転職を視野に入れる理由は、理解を得がたい環境だ。
「出来ることなら、技術者にも数字を作ってほしい」という営業的なスタンスは、技術職をナメていると思う。
システムやウェブページの開発を担当する前の話ならともかく、主導となっている今、兼任できない事が分かってもらえない。
転職をためらう理由は、理解のある上司に迷惑をかけたくないからだ。
自惚れと思われるかもしれないが、私が職を退くと、業務システムやウェブページの改定はほぼ運用不能となる。
OSのインストールやカスタマイズ、ネットワークプリンタのセットアップですら、できるかどうか怪しい。
最悪、保守会社と契約をすれば良いのだから、生殺与奪権とまではいかないが、上司には相当な負担がかかってしまう。
恩と理解には実績で報いたい。
でなければ、労働意欲なんか沸きはしない。
社会貢献は壮大な曖昧模糊で、それより私は手の届く人を大切にしたい。
将来を踏まえると長い戦いになりそうだ。
ホワイトカラー(事務職)にもメタルカラー(技術職)にもなれない立ち位置を、自嘲的にクロムカラーと命名。
ちなみに職種を表すカラーは(color【色】)ではなく(collar【襟】)なので、知らない人は豆知識にどうぞ。
クロムカラー4年目にして今の職場に疲れた。
ショッピングサイトの設計と社内のシステム構築、社員教育等が私の仕事だが、小さい会社なので顧客対応と並行して進める事になっている。
簡単に言えば、電話を取りながらウェブページの設計や画像の作成、業務効率化のプランを立てなければならない。
タグの組み方やら色調、デザインを考案している最中に、商品にまつわる質問、相談やら価格交渉、クレーム対応等の用件で電話がかかってくるのだ。
一見、大した事が無さそうだが、これは至難の業である。
あまりに進まない作り物は持ち帰って完成させる事があり、徹夜もザラだった。
それ自体に不満がある訳ではなく、むしろやりがいのある業務だと思う。
「自分が身を置く組織が成長するなら、多少の苦労は厭わない」
それが私のビジネスマンとしての信条だというのもある。
しかし、不況を境に売上が落ち込み、経営者の様子がおかしくなり、モチベーションに翳りが見え始めた。
同じ質問を何度もする。
これみよがしに知人に電話しては、間接的に社員を揶揄する。
管理職に内緒で社員に仕事をさせようとする。
耐えられないほどではないが、誰も喜ばないような行動を目の当たりにすれば、否応無しに士気は下がる。
「採算が合わなくても売上げを立てろ」と言う。
「胡散臭い会社の力で巻き返しを図るのだ」と言う。
挙句の果てには「自分の言う通りにすれば、幸せになれる」ような事を言い出した。
まともに取り合っても仕様の無い事だが、何を以って人の幸せを語れるのだろうか。
何かの病気だろうか。
当のショッピングサイトは、SEO、LPO共に改善(寧ろ作り変え)の余地が多く、私は設計の改善により、売上げの向上はまだまだ見込めると考えている。
しかし、今と同じ環境では設計を思うように進められない。
無能の烙印を押されようと、これは不可能だと断言する。
口の利き方やメールの文法を指導しつつ、自ら接客しながらもソースを書いたり画像を作ったりできるウェブデザイナーさんが居るなら、相談に乗っていただきたいぐらいだ。
不可能を可能にする為に「隔離なり在宅なり集中して進められる環境を用意させてほしい」と提案したところ「働いているところが目に見えない」という理由で却下された。
それでも更新を急かされるので、後日、上司に相談し、期間限定で約1ヶ月間の在宅許可を得た。
理解と権限の有る上司に感謝の言葉も浮かばない。
お陰で期間中に目標を遂げる事ができたのたが、経営者は釈然としない様子だった。
それが社風だというのなら仕方が無いと理解を示しつつも、内心では愚かだと思った。
私が仕事をしているかどうかは"作られたもの"を見れば一目瞭然ではないか。
私の想像力が欠如しているだけなのか、何が不満かが分からない。
生産に不向きな環境で更新を急かされる日々に厭気が差す。
厭気が攻撃性に転化していく過程は、なお苦痛だ。
社員の居ない少し早めの時間に出社してプランの具体化、細分化をし、騒々しい時間帯は悶々としながらPhotoshopやMovable Typeのリファレンス集め。
せめて一日一日が自分のプラスになるように足掻いている。
自分の時間を割いて、睡眠を削って、仕事を持ち帰れば進むだろうが、そんなやり方は馬鹿馬鹿しい。
新しいアプローチを模索して、気力を再燃させるべきか、会社を見限って新たな道を求めるべきか・・・物語として美しいのは、再燃からのサクセスストーリーなのだろうが、メイクドラマで飯は食えない。
胃が痛くなってきたので、熟考の上、近日中に方針を定める予定。
やりたいことが色々あるにも関わらず、大半が手付かずになってしまう・・・そんな経験はないだろうか。
私の休日はまさにそんな感じだ('A`)
やりたい(またはやるべき)ことを忘れないようにするには、メモなりテキストファイルなりでリスト化すれば事足りる。
が、安定してやる気を引き出すのは困難だ。
「今やらなくてもいい」という気持ちに打ち勝たなければならない。
何らかのペナルティや危機感があれば別である。
最近になってちょっとした攻略法を習得した。
それは整理整頓である。
ふと気になったところを少し片付けるだけで充実感が得られ、やる気が出やすくなる。
「自殺に備えて身辺の整理をするうちに、気持ちの整理ができて立ち直れた」といった話があるくらいだから、整頓には心理的に好ましい効果があるかもしれない。
整理整頓が苦手な私にもできたので“煮詰まった休日にあえいでいる諸氏”は、是非ともお試しあれ。
随分と前だが、President Onlineに記載されていた米軍の実験についての話。
2匹のサル(A・B)に不愉快な電気ショックを与える実験で、サルAには回避方法を教育し、停止スイッチを与える。
サルBには何も教えない。
それぞれ別室で、部屋内の赤ランプ点灯後に電流が流れるのだが、停止スイッチを点灯直後に押せば電気ショックを回避できる。
停止スイッチはサルAのみに与えられており、サルBは電気ショックを受けるしかない。
この実験において1匹のサルはストレスで死に、もう1匹は特に異常もなく、生き延びたらしい。
赤ランプの点灯に対して警戒を続けたサルAは、神経をすり減らしてしまい、胃潰瘍によって命を落としてしまった。
どうしようもなくあきらめたサルBは、電気ショックによるストレスへの耐性を手に入れたのである。
知恵を身に付けた側が死に至るとは皮肉な話だ。
継続する警戒態勢は過度の緊張を生み、著しく心身を蝕む。
電気ショックの予兆である赤ランプにおびえ続けたサルAの恐怖とは、如何ほどのものだっただろう。
気の毒とも残酷とも有意義とも取れる実験だが、他人事ではない。
これは言わば、戦争や管理社会の縮図だからである。
生き抜くためには“ある程度の鈍感さ”も必要なのだ。